出演しないアーティストも

紅白歌合戦は毎年12月31日に国営放送であるNHKが放送している歌番組です。男性歌手と女性歌手に別れて互いに歌で競うというスタイルは第一回の放送時からずっと変わっていません。この紅白歌合戦に出るということは昔は歌手にとって一種のステータスとなっていた時期がありました。この番組に出演できるようになることが有名な歌手にとして世間に認められることだったからです。昔はこの紅白歌合戦に出ることを目標にしてデビューした歌手も大勢いたのですが、ある時からこの番組に出ることを特に目標としないアーティストも徐々に現れるようになりました。そうしたアーティストの先駆けと呼べるのが井上陽水さんです。陽水さんは「夢の中へ」や「心もよう」などのシングルをヒットさせて、サードアルバムである「氷の世界」は日本人のアーティストではじめて100万枚以上を売り上げて、名実ともに日本のトップミュージシャンの一人となりました。それまでですとこうした国民的に有名になったミュージシャンは紅白歌合戦に出るのが当たり前のようになっていたのですが、陽水さんがこの番組に出演することはありませんでした。陽水さんはその当時は紅白に限らずにテレビの歌番組で歌うことはほとんどなかったので、陽水さんにとっては紅白歌合戦もそうした出る必要の無いテレビ番組の一つに過ぎませんでした。その後陽水さんは民放の歌番組にはたまに出演するようにはなったのですが、未だに紅白歌合戦には一度も参加していません。陽水さんの他にも日本で人気があるのに一度も紅白に参加していないアーティストとしてはバンプオブチキンというバンドがいます。千葉県佐倉市出身のこのバンドは20代から30代の世代を中心に人気がありますが、紅白には未参加です。バンプオブチキンも昔の井上陽水さんと同様にテレビの歌番組に出演することはほとんどない歌手です。紅白歌合戦に何の魅力を感じていない歌手は他にも大勢います。

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